電子工作で使うマイコンの選び方!arduino / Raspberry Pi / Raspberry Pi Pico / ESP-WROOM-02 / ESP-WROOM-32 の特徴を比較!
作成日: ・ 更新日:
電子工作に興味があって、マイコンを買って見たいけど、いろいろ種類があってどれを買えばいいかわからない
それぞれ値段も違うし自分に最適なマイコンを選びたい!
こんな人の役に立つように、いくつかのマイコンの違いをまとめました!
※ここで示されている価格は、 秋月電子 での販売価格を参考にしています。
arduino
多分マイコンの中では一番有名だと思います。(私は使ったことがないですが…)
USBポートがついているので、PCとつなぐだけで簡単にプログラムを転送できる
有名なので、検索すればサンプルプログラムがたくさん見つけられる
いろいろな種類があり、価格は約2000~3000円くらい
Raspberry Pi
電子工作ができる小型PCです。
HDMIポートがついているので、ディスプレイやUSBキーボードがあればPCがなくても開発ができる
Raspberry Pi OSだけでなく、Ubuntuなど様々なOSを入れることができるため、PCやサーバとして運用することもできる
WiFiやBluetoothがついているものもある
価格は約1000~10000円
Raspberry Pi Pico
2021年1月に発表されたばかりのマイコン(私は使ったことがないですが…)
Raspberry Piとは違い、OSを入れることができない。
USBポートがついているので、PCとつなぐだけで簡単にプログラムを転送できる
価格は約500円
ESP-WROOM-02
WiFiに接続できるモジュール
単体でも使えるし、ほかのマイコンに接続して使うこともできる。
ESP-WROOM-32系と比べ、GPIOピンが少ないが、その分少し小型化できる。
プルアップなどの回路を作る必要がある
ブレットボードで開発したい場合は、ピッチ変換基板を使う必要がある
ESP-WROOM-02とESP-WROOM-02Dの2種類ある
型番 | 説明 |
---|---|
ESP-WROOM-02 |
価格:250円
WiFiが使えるのに、(知ってる限りでは)どのマイコンよりも安い! |
ESP-WROOM-02D |
価格:360円
無線周波数の性能が最適化され、安定した無線接続ができる。 |
小型化が目的でないなら、価格もほぼ同じでBluetoothも扱えるESP-WROOM-32系を選んだほうがいい。
ESP-WROOM-32
WiFiに接続できるモジュール
単体でも使えるし、ほかのマイコンに接続して使うこともできる。
ESP-WROOM-02系とは違い、Bluetoothも扱うことができ、GPIOピンも約2倍の本数ある。
ブレットボードで開発したい場合は、ピッチ変換基板などが必要
ESP-WROOM-32とESP-WROOM-32DとESP-WROOM-32Eの3種類ある
型番 | 説明 |
---|---|
ESP-WROOM-32
ESP-WROOM-32D |
価格:550円
価格:460円 内部に使われているチップにバグがあり、 価格もESP-WROOM-32Eよりも高いので、 あえて選ぶ必要はないと思います。 |
ESP-WROOM-32E |
価格:360円
チップのバグが取り除かれた後継機。ESP-WROOM-32系ならこれ一択 |
小型化が目的なら、ESP-WROOM-02系を選んだほうがいいが、Bluetoothなどは使うことができない。
まとめ
電子工作初心者の人は、インターネット上の情報量が多い以下のマイコンがおすすめ! * arduino * Raspberry Pi
少しは電子工作をやったことある人で、インターネットに接続してIoT機器を作りたい人 * ESP-WROOM-32E * ESP-WROOM-02 * Raspberry Pi
電子工作だけでなく、サーバやLinuxにも興味があるという人 * Raspberry Pi
Python言語を使って開発をしたい人 * Raspberry Pi * Raspberry Pi Pico
組み込みで使うなど、小型化したい場合 * arduino * ESP-WROOM-32E * ESP-WROOM-02 * Raspberry Pi Pico