NetworkManagerで、固定IP設定
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Raspberry Pi OSがbookwormにバージョンアップされてから、ネットワークの設定がNetworkManagerに変わって戸惑ったので、固定IP化の手順をまとめました!
まずは、ネットワークインターフェースを調べる
$ nmcli connection show
NAME UUID TYPE DEVICE
Wired connection 1 4ecb772c-3738-3571-b5db-8f3efc16df06 ethernet eth0
aterm-abcdef-g 29785605-0b40-447f-bb39-c06dc8dc371f wifi wlan0
lo 959f73ef-37cc-4ccf-953f-4df653a3f231 loopback lo
NAMEやDEVICE等から対象のインターフェースを判断する。(DEVICEが
eth*
なら有線LAN、
wlan*
ならWi-Fi接続を意味する。)
コネクション名を変える
先ほどのコマンドで出力された
NAME
を使用して設定変更をするのだが、名前が長かったり空白が含まれていると設定しづらいので、必要であれば名前を書き換える
以下のコマンドを実行することでコネクション名を変更することができる。
$ sudo nmcli connection modify [UUID] connection.id [コネクション名]
コネクション名
は好きな名前でよいが、eth0など
DEVICE
と同じにすると管理しやすい。
再度以下のコマンドを実行して、NAMEが更新されたことを確認する。
$ nmcli connection show
NAME UUID TYPE DEVICE
eth0 4ecb772c-3738-3571-b5db-8f3efc16df06 ethernet eth0
wlan0 29785605-0b40-447f-bb39-c06dc8dc371f wifi wlan0
lo 959f73ef-37cc-4ccf-953f-4df653a3f231 loopback lo
ネットワーク設定を変更する
設定ファイルを直接いじるのはよくないという記事を見かけたので、コマンド操作で設定していきます。
1つのコマンドでまとめて指定できるようですが、わかりやすくするために1項目ずつやっていきます。
まず、IPアドレスを指定します。
$ nmcli connection modify [コネクション名] ipv4.addresses 192.168.0.100
次に、IPアドレスの割り当てを手動にします。
$ nmcli connection modify [コネクション名] ipv4.method manual
必要であればDNSやGateway等も指定します。
$ nmcli connection modify [コネクション名] ipv4.dns 8.8.8.8
$ nmcli connection modify [コネクション名] ipv4.gateway 192.168.0.1
設定が完了したら以下のコマンドで設定内容を反映させる
$ sudo nmcli connection reload
$ sudo nmcli connection up [コネクション名]
おまけ
設定ファイルの場所:
/etc/NetworkManager/system-connections/[コネクション名].nmconnection
現在の設定値一覧(設定名一覧)
$ sudo nmcli connection show [コネクション名]
複数の設定を1つのコマンドで実行する方法
$ sudo nmcli connection modify [コネクション名] ipv4.method manual ipv4.addresses 192.168.0.100